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2020・04・10(金)

伝えたいことを伝えるためには余白と世界観「余白編」


こんばんは!

昨日は1日体調が優れなくて良くなるようにと12時頃に寝たのですが、朝4時半に目が覚めてしまった上に、症状変わりなく、2度寝を試みましたが眠れなくなるという最悪な状態に陥りました。

仕方なく寝ることを諦めブログを書くことにしたのですが、朝の特別感に嬉しくなって、今日は早朝の散歩をしながら書いています。

体調不良で目が覚めて、散歩に出かけるという21歳とは思えぬ行動です。


ブログっぽく朝の散歩の景色を添えておきます。


健康はいつも意識しておくことが大切なので

健康第一と書いたかっこいいポスターを作って机の前に貼ろうかなと思います。

健康が大事ですので、皆様もご自愛ください。



さて今日はタイトルは少し変更して【伝えたいことを伝えるためには余白と世界観】

というタイトルでお話したいと思います。

今日は「余白編」ですがが、今日の記事は分析内容がメインなので、ちょっといつもより話がややこしかもしません…

理論っぽい話が嫌!という方は無理なさらないでください、、


さて、

クラウドファンディングページで絵本の全文を公開していましたが

(クラウドファンディングについてはまたどこかでお話しできたらと思います。)

より良い作品を目指すためにキャラクターデザインや作り方に加えて、ストーリーも変更することにしました。

パソコンに向かって文字とにらめっこも大事ですが、

この世界に名作と呼ばれる皆に愛されてきたいいお手本があります。

そこで1度名作と呼ばれる作品達を「分析」することにしてみました。


【愛される作品とは?】

好きな映画はなんですか?と聞くと帰ってくる答えがかぶることが結構あります。

世界には数えきれない作品達があるのに、被るなんてすごいことです。

面白いのが、年代問わず被ることがあります。

音楽は比較的年代に左右される気がしますが、映画や絵本は年代に左右されることが少ないです。

これに関しても僕なりの答えがあるのですが、話が脱線してしまうので、またどこかで話せたらと思います。


今回は皆さんの想像しやすいように”映画”で話を進めていきます。

皆に愛される、長年愛されるこういった作品達にはきっと共通点があるはずです。

カメラワークやキャストを考えず、ストーリーにスポットを当てて噛み砕いていくと、ざっくり3つの特徴があるように思います。

①普遍的なメッセージ(いつの時代も変わらない)

②見ていて疲れない

③もう一度見たくなる

全てに当てはまるとは言えませんが、結構当てはまる3つの特徴だと思っています。


【もう一度見たいかどうかは余白があるか】

伝えようとしているメッセージはものすごく伝わってくるし、いい映画だなと思っても、見終わった後に疲れる映画があります。

①は当てはまるけど、②③は当てはまらないパターンです。

このような作品は2時間の中にものすごい情報量とメッセージが詰め込まれています。

こういった作品ももちろん素晴らしいし、世界になくてはいけないですが、見終わった後に疲れると、この映画は見るのに体力がいると記憶されてしまいます。

こういった作品は1回で満足することができるのでもう1回見ようとはなかなか思うことができません。(1回で満足させることはすごいこと。)


一方で伝えようとしているメッセージはほどほどに、見終わっても疲れない映画もあります。

①②③全てが当てはまるパターンです。

2時間の中に適度な情報量とメッセージ、それに加えて適度な「余白」があります。

余白はたまに出てくるユーモアや、わかるわかる!といった共感できる部分、言い換えると力の抜けるシーンです。

作品と自分に接点を感じることができて、その世界(作品)に自分の居場所が用意されているような感覚になります。

こうなると、もう1回見てみようかなあと思う確率が高くなります。

(一番好きな映画は?と聞かれて答える作品って大体何回も見てないですか?僕はビューティフル・ライフを3ヶ月に一回くらい見ています。)



作品の中に力を抜けるところが用意されているので疲れたという記憶が残りません。

結果的に作品に触れてもらえる機会が増えます。

見る人は見る度に新しい発見をしてその作品が好きになっていく。

やがておすすめ映画として人に勧めるようになる。

結果的により多くの人により深く伝えたいことを伝えることができます。


余談ですが、僕の妹がよくクレヨンしんちゃんを見ています。

「なんだか落ち着く」が理由だそうです。

なんかわかる気がします。

クレヨンしんちゃん以外にも、ドラえもんや、ちびまる子ちゃん、サザエさんといった国民的長寿アニメーションは、余白がしっかり設計されている気がします。

ものすごく普遍的なテーマを持ってしっかりしたメッセージを伝えてるのに、

受け手側は決して疲れることなくその世界に入ることができます。

結果として、何十年もの間、多くの人に愛される作品になっています、

あくまでも現段階での僕の1つの答えに過ぎないですが、

伝えたい内容をぎっしり盛り込むことよりも、受け手側がその世界に入ってこれる余白をつくる方が結果として伝えたいことが伝えられると結論付けたいと思います。



うつむきあるきのハッピーに置き換えても、どこに余白を作ってあげるかが大切になりそうです。


【次回予告】

次回は「世界観編」としてジブリや新海誠作品を例にお話ししたいと思います。

次回更新は13日(月)予定

今日も皆さんお疲れ様でした!

また明日がいい1日になるように、ゆっくり休んでください。


つづく。


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